34歳の初体験
今日はこれからライブに行く。
「水中、それは苦しい」が、おれは大好きなのだ。人混みが嫌いで、じっとしてるのも好きじゃないもので、34歳になるまで一度もライブというものを観に行ったことがなかったのだけど、今年の三月に「行きたくないなあ」という気持ちを「観に行ってみたい!」という気持ちが上回って、とうとう水中のライブを観に行くに至った。
これについては近いうちにまとめてきちんと書こうと思っている。緊張したけど死ぬほど楽しかった、メンバーの方たちとも写真を撮れて、幸せな体験だった。
で、今日はそれから数えて5回目のライブ。水中が、「流血ブリザード」というバンドの方たちの主催するライブに出るというので。
これまで観に行ったライブはいずれも椅子に座ってまったり楽しむタイプのものだったのだけど、……今回はどうも、そうではない。立って、大きい音がして、ものが飛んできたりするのではないか。
周りも水中ファンばかりではない、むしろその「流血ブリザード」のファンの方ばかりであろう。股間から花火を吹き出すようなバンドだ。ひょっとしたらファンの人もすごく怖いのではないか。
いまとてもおびえている。待ち時間に原稿を書こうと思っていたのだけど、全く手に付かない。
例えばジョジョがそうなんだけど、
なんだかわからないけど一定数からガッツリ支持されている作品というのがある。
ものを書いてきたせいか、あるいは変態性欲が同類を招き寄せるのか、周囲には漫画家が多い(向こうから友達と思われているかどうかは置いといて)
その漫画家の友人たちがこぞって褒める作品というのがある。
読むべきだ、面白いぞ、勉強になるぞと言われて少し読んでみるのだけど、ほとんど頭に入って来ないまま終わってしまって、そんな作品に金かけてられないので、すぐ読むのをやめてしまう。
なんでかわからないけど。
で、こういうことを考える。
みんなが「いい」と言う作品を「いい」と思えないということは、おれは「いい」ものを書く力がないということじゃないのか。
実際、「小説家になろう」なんかにオリジナルのBL小説を上げてて思うんだけど、
「えっ何でこの小説がこんなたくさん読まれてるの? 評価が高いの?」
「こっちの方が面白いと思うのに、ぜんぜん読まれていないぞ」
みたいなことが頻繁に起きる。
小説は商品であるから、たくさんの人に読まれない小説なんて書いていてもあまり意味はない、少なくとも商業作家としては失格だろう。
でも新商品に求められるのは一定の品質と、他の商品との類似性なのだ。
それがおれの小説にはないんだろう。
じゃー周りと同じようなものを「いい」と思える目を養うためにはどうしたらいいのかと考えを巡らせるのだけど、……どうしたらいいのかね?
わからない。
余談。
小説を書く書かないということを考えなければ、「他の人がいいと思うものでないもの」を「いい」と思える感覚はそう悪くないと思うのだ。ある種の中二病なのだけど、たまに、ごくたまに、「こんないいもの見つけた!」っていう幸せに浸って、誇らしくなる。
八王子に住んでいる
別にそんな住みよい街ではないとは思う。田舎で、夏は都心より暑く、冬は寒い。
東京から中途半端な距離にある、ちょっと行けば神奈川を介して山梨であるため、「東京じゃないでしょ」なんて悪口を言われる。住んでいる方も、妙に独自性を意識してしまって、「八王子ラーメン」とか「八王子ナポリタン」とか、変に力んでアピールしている。東京都にありながら地方都市感がハンパない。夜の北口周辺を歩くと特にそれを強く思う。
そんな街にもう十年近く住んでいる。「八王子って山梨でしょ」と言われて、「八王子から山梨に抜けようとすれば神奈川を介さなきゃいけない」などとむきになって反論してしまう。
別にそんなに好きでもないんだけどな。
BL小説を書いている
「BL」って何だ、という人はひとまずこの記事は読まないほうがいいです。
男だけど、高校の頃からずっとBL小説を書いて生きている。そういう小説を書いてこれからも生きていきたいと思っているし、やるからにはプロになりたいとも思っている。なかなか上手くいかないことが多くて辛いけれど、こういうのはガチでやらなきゃ何の意味もないと思うので、いろんなものを犠牲にしながら、日々投稿用の小説を書いている。
投稿用の小説とは別に、自分が書きたいから、ただ自分の欲のために、ショタ小説やロリ小説を書いている。むかしは同人誌も作っていたけど、金がなくなるのでやめた(そういう、主な購買層が男性になりがちなジャンルで小説の同人誌はものすごく売れないのだ)
ひたすらにスカトロに特化した小説ばかり書いていたら、あだなが「オシッコジャンキー」になった。初対面の人に「村岸健太といいます、本名は○○です、あだ名は『オシッコジャンキー』です」って自己紹介すると大体笑ってもらえるし覚えてもらえるから得だと思う。ただ急いで付け加えておきたいこととして、投稿用のBL小説では尿の一滴も出てこないぞ。
妙なところで格好をつけてしまう。まとめサイトや「小説家になろう」あたりには、「オシッコなんて可愛いもんだな……」って思うような過激なBL漫画のバナー広告が出てたりするのだけど。
自分のBL小説については、
こちら
http://xmypage.syosetu.com/mypage/novellist/xid/x0196n/ (リンク先18歳未満立入禁止)
で読んで頂けます。長いものも多いですが、「爽やかな読後感」を味わっていただけるように書いています。よろしかったらどうぞ。
この件についてはいずれ改めてきちんと書きます。