東京レトロポリタンク

BL小説家(志望)の男の興味の矛先。

キヌアリーブス

某ハリウッド俳優(苗字がリーブス)のファーストネームと、穀物の一種である「キヌア」が似てるなぁと思って、……同じ気持ちの人がどんだけいるんだろうと、「キヌアリーブス」でぐぐってみたところ、

「キヌアリーブスについてのネイバーまとめ」

がヒットする。

インターネットって軽めの地獄感があるな、と思った。

八王子に住んでいる

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別にそんな住みよい街ではないとは思う。田舎で、夏は都心より暑く、冬は寒い。


東京から中途半端な距離にある、ちょっと行けば神奈川を介して山梨であるため、「東京じゃないでしょ」なんて悪口を言われる。住んでいる方も、妙に独自性を意識してしまって、「八王子ラーメン」とか「八王子ナポリタン」とか、変に力んでアピールしている。東京都にありながら地方都市感がハンパない。夜の北口周辺を歩くと特にそれを強く思う。


そんな街にもう十年近く住んでいる。「八王子って山梨でしょ」と言われて、「八王子から山梨に抜けようとすれば神奈川を介さなきゃいけない」などとむきになって反論してしまう。


別にそんなに好きでもないんだけどな。

BL小説を書いている

「BL」って何だ、という人はひとまずこの記事は読まないほうがいいです。
















男だけど、高校の頃からずっとBL小説を書いて生きている。そういう小説を書いてこれからも生きていきたいと思っているし、やるからにはプロになりたいとも思っている。なかなか上手くいかないことが多くて辛いけれど、こういうのはガチでやらなきゃ何の意味もないと思うので、いろんなものを犠牲にしながら、日々投稿用の小説を書いている。


投稿用の小説とは別に、自分が書きたいから、ただ自分の欲のために、ショタ小説やロリ小説を書いている。むかしは同人誌も作っていたけど、金がなくなるのでやめた(そういう、主な購買層が男性になりがちなジャンルで小説の同人誌はものすごく売れないのだ)

ひたすらにスカトロに特化した小説ばかり書いていたら、あだなが「オシッコジャンキー」になった。初対面の人に「村岸健太といいます、本名は○○です、あだ名は『オシッコジャンキー』です」って自己紹介すると大体笑ってもらえるし覚えてもらえるから得だと思う。ただ急いで付け加えておきたいこととして、投稿用のBL小説では尿の一滴も出てこないぞ。


妙なところで格好をつけてしまう。まとめサイトや「小説家になろう」あたりには、「オシッコなんて可愛いもんだな……」って思うような過激なBL漫画のバナー広告が出てたりするのだけど。


自分のBL小説については、

こちら

http://xmypage.syosetu.com/mypage/novellist/xid/x0196n/ (リンク先18歳未満立入禁止)

で読んで頂けます。長いものも多いですが、「爽やかな読後感」を味わっていただけるように書いています。よろしかったらどうぞ。


この件についてはいずれ改めてきちんと書きます。


焼肉の文化

 きのう、友人と一緒に家焼肉をした。大皿の肉の盛り合わせが安くて量もちょうど良かったのでチョイスしたら、会計後のカゴには四角くて平たい袋、……例えて言うならポケットティッシュの容れ物的なフォルムをした袋が用意されていた。


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肉を入れて、


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持ち上げる。



ほう……、と思わず声が出てしまった。これは東急ストアで買ったんだけど、東急沿線のご家庭の焼肉は、この袋からしてもう文化的なのでは……。


いや、そもそもおれがびんぼうであんまり肉の大皿盛りを買ったことがないだけで、他のスーパーにもあるのかも知れないけど。




都内最古の車両を眺められる立ち食いそば屋

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駅の立ち食いそばが好きだ。

乗り換えの短い時間でズズッと啜って乗りたい電車に間に合う利便性の高さもさることながら、バリエーション豊かなトッピング、低いカロリー、冬は汗が滲むほど温まるし、夏の冷やしも爽やか、味も必要十分といった感じで……、つゆの香りに誘われるように、しょっちゅう入ってしまう。

何より駅のホームにある立ち食いそば屋がいい。
行き交う人の向こう側、着いてはまた走り出す電車の姿を眺めながら啜る立ち食いそばって、他の食べ物にはない魅力があるように思う。

ところで駅の立ち食いそば屋に、その駅を管理する事業者ごとの種類があることはよく知られていると思う。
JR東日本なら「あじさい」や「きらく」だし、京王なら「高幡そば」だし、京急は「えきめんや」、珍しいところだと東京メトロが出店している“地下鉄の立ち食いそば屋”である「めとろ庵」などなど。
首都圏の大手私鉄の一つである東急電鉄も自社で立ち食いそば屋を展開している。渋谷や武蔵小杉に店舗を構える「しぶそば」がそれだ。このしぶそば、ほぼ全ての店舗が駅構内に存在するのだが、いずれもコンコースだったり改札前だったり、「そばを啜りながら電車を眺める」ことが出来ない(と思う。実は全部の店舗を通い果たした訳ではないんだ)
その中にあって、池上線と多摩川線のターミナルである蒲田駅改札内にある店舗は「しぶそば」で唯一、そばを啜りながら電車を眺められる、いわゆる「トレインビュー」な物件であることを、蒲田在住の友人が教えてくれた。

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東急蒲田駅の改札口。

東急多摩川線と池上線のターミナル、蒲田駅。この二路線は、他路線で急行が走ったり他社線と相互乗り入れをしたりしている中にあって、全部の電車が各駅停車、しかも3両編成ととても短い。都内のターミナルでありながらどこか長閑な雰囲気が漂うが、電車は次々にやって来て、入れ替わるように出て行くから、なかなかにめまぐるしい。


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パチンコ屋ではなく立ち食いそば屋。

改札をくぐって右手に目的の「しぶそば」の蒲田店はある。しぶそばは店内に椅子席のあるお店も多いけど、この蒲田店はホーム上店舗であることもあってカウンターのみ。控えめな照明の店内は、電車が着くたびお客さんでいっぱいになる。

同行してくれた友人はえび天せいろ、ぼくは冷やしかき揚げ天そばを注文。さすがに立ち食いそばで、待つほどもなくカウンターに届けられる。しぶそばは立ち食いそば屋にしては麺が優秀で、きちんとコシのあるそばが出てくる。最近の立ち食いそば屋はこういうところが増えて嬉しい。茹で置きを戻しただけのフワフワしたそばもそれはそれで美味しいんだけどね。

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伝わるかしら、かき揚げのカラリ感。

ところでさっき「トレインビュー」と書いたけれど、店の外観からおわかりのとおり、実際にトレインをビューしたいと思ったなら少し工夫が必要になる。店内からトレインをビュー出来るのは暖簾の掛かった出入り口付近に限られるし、見ることが出来るのは池上線の発着する1番線と2番線の電車のみだ。

入店と同時に電車が出て行った1番線は今は空。早く来ないかなあと思いつつ、店内でカラリと揚げられたあさりたっぷりのかき揚げを齧っていたところ、列車接近の放送が聴こえてきた。
やって来たのは……。

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のれんの向こうに。

東急線を走る電車のうち、最古の車両である7700系と呼ばれる車両だった。東急のみならず東京都内を走る車両ではもう数えるほどしか見ることのできないない、上下二段に分かれたタイプの窓を持つ形式だ。ほとんどが新型車に追われるように地方の私鉄に移籍してしまったが、池上線と多摩川線ではまだ僅かばかり、この車両が健脚を披露している姿を見ることが出来る。

つまりこの蒲田駅の「しぶそば」は、
「唯一トレインビューを楽しめるしぶそば」
であるのみならず、
「都内でもっとも古い電車を眺めながらそばを啜れる立ち食いそば屋」
でもあるのだ。
先述した通り、「しぶそば」のそばはとても出来が良い。季節ごとの限定メニューも、どれも一食の価値があると思うし、東急沿線の住民が羨ましく思えるほど。
都内最古の車両を眺めながら啜る立ち食いそばって、ちょっといいと思うぞ。

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東急はのるるんも可愛い。
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7700系の窓。上下二段になってるとグッと古さが出る。古い電車に乗りに遠くまで行くことも厭わない。

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ブログ始めて最初の記事です。普段はBL小説を書き、TwitterでR-18な話ばかり垂れ流している34歳の男なんですが、競馬や鉄道や食べ物、ちょっとレトロなもの、そしてインディーズバンドなど、四方八方に興味を向けて生きています。よろしくお願いします。